センダイロックザ

ただひたすらにエモい内容を綴り続けたい。個人の想いとクラブの歴史をただ交差させ続けるだけ。そんな記録を遺していこうと思う。少しでもベガルタ仙台というクラブが色鮮やかに記憶に刻まれますように。

積み重ねて行く物

ふと、水戸との試合を思い返していた。


久々の勝ち試合の味は格別だった。

それもアディショナルタイムでの劇的なゴールでの勝利。

エンターテインメントとしては最高だった。

その一方でカテゴリがJ2に変わったにも関わらず、不満の残る内容でもあった。

選手の質でごりっと押し切ってしまったような試合。


自分たちがJ2にいた頃、嫌だったのはどんなクラブだっただろうか。

少なくとも小生は「いいサッカーをしてるわけでもないのにクオリティで殴り倒してくるクラブ」が嫌いだった。

納得いかない理不尽を与えてくるクラブ。

フッキ頼みのラモスヴェルディとかがそうだったのかもしれない。

そういうクラブは札束の厚みを感じることは多かったように思う。


今のベガルタはJ2ではそれに近い立ち位置のクラブになってるんだと思っている。

J1では貧乏だったがJ2では間違いなく規模は上位。

J2降格してきたのにスポンサーが増えて予算も増えてる。

J2で実績のあるストライカーを引き抜いて、J1で実績のあるベテランも獲得してきた。

やたらフィジカルの強い外国人FWを後半から入れてくるのも相手からすればいやらしく感じるのかもしれない。


チームのサッカーの基盤はまだガタついているかもしれないが、今までJ1で踏ん張り続けてきたクラブの基礎体力が今のベガルタを支えている。

そんな基礎体力だけで勝ち続けたとしても先がないと感じる方もいるだろう。

しかし、未完成なまま勝てるのであれば、それは伸び代があるとも言えるのかもしれない。


勝って過信し過ぎてはいけないし、負けて自信を失いすぎてもいけない。

余所のクラブとの比較なんて関係なく、目の前の試合を一つ一つ勝っていけばいい。

感情は瞬間に爆発させるから輝く。

一つ得た勝利のことは忘れて、また明日の歓喜へ。

ベガルタ仙台と共に築き上げよう。