センダイロックザ

ただひたすらにエモい内容を綴り続けたい。個人の想いとクラブの歴史をただ交差させ続けるだけ。そんな記録を遺していこうと思う。少しでもベガルタ仙台というクラブが色鮮やかに記憶に刻まれますように。

10番・梁勇基との別離

我らの梁勇基がついに引退を発表した。

https://www.vegalta.co.jp/news-team/2023/12/post-1059.html

 

必ず来るのはわかっていた。

引退の瞬間をベガルタ仙台で迎えてもらうことが出来たのは良かった。

しかしもう少しだけ現役でいて欲しかった。

ベガルタ仙台に所属する選手が敬意を払い、憧れ、追いかけ続けた背中。

若い選手達にも負けずにトレーニングし続けるその姿はベガルタ仙台の象徴だった。

 

梁勇基ベガルタ仙台にとっての永遠のスターだと思っていた。

その流れが変わったのは2016年。

ベガルタ仙台の成績が下降していた中でサポーターは新たなスターを欲していた。

その流れに乗った新たな10番候補が現れて、忘れようとするかのように現在の10番を纏うサポーターの数は減っていった。

しかし梁勇基は紛れもなくベガルタ仙台にとっての大功労者。

報われて然るべき存在だったのだ。

 

そんな梁勇基が報われた瞬間は恐らく2009年のJ2優勝のみ。

2018年の天皇杯では決勝に出場せずに敗れて、タイトルへの渇望を強めていた。

ベガルタ仙台でのタイトルを望んでいた梁勇基にシャーレを持たせたいというのが小生の望みだった。

が、願いは叶わなかった。

 

ベガルタ仙台を心から愛してくれた梁勇基

ベガルタ仙台を愛してくれた梁勇基を誰よりも小生は愛している。

ユニフォーム姿ではシャーレを持つ姿をもう見ることは出来ないが、スーツ姿に身を包んだ梁勇基ユアスタのピッチの上で歓喜を爆発させるその瞬間が来ることを夢見て待とう。