センダイロックザ

ただひたすらにエモい内容を綴り続けたい。個人の想いとクラブの歴史をただ交差させ続けるだけ。そんな記録を遺していこうと思う。少しでもベガルタ仙台というクラブが色鮮やかに記憶に刻まれますように。

王から始まるRevolution【2019年ルヴァンカップ第一節 サガン鳥栖戦】

梁勇基は紛れもなく、ベガルタ仙台とサポーターにとって特別な選手である。

 

2008年の夢破れた入れ替え戦の時も。

2009年の昇格&J2優勝の歓喜の時も。

2010年の残留を勝ち取った時も。

2011年の躍進の時も。

2012年のJ1優勝に僅かに手が届かなかった時も。

2013年の初めてACLの舞台の時も。

2014年のアーニィから始まった激動の時も。

 

梁は紛れもなくベガルタにとって王だった。

 

しかし2016年。

ベガルタサポーターにとって待望の仙台生まれのユース育ち、佐々木匠の登場でその流れは大きく揺れ動いた。

「梁から10番を譲り受けるのは匠だ!」という期待はかつてなく高まり、王は少しずつかつての栄光の記憶を消され始めていた。

2018年の天皇杯決勝ではベンチ入りこそしたものの、ピッチに立つ機会もなかった。

3バックシステムに変更されてから輝く機会を見せないままでキャリアを終えてしまうのではないか…。

 

だが梁はこのルヴァンカップ鳥栖戦で自らReVolutionを体現してみせてくれた。

渡邉監督が「リスペクトしている」と評価する梁が今もう一度王政復古しようとしている。

願わくば王政復古に合わせて本物のタイトルを獲得し、梁がベガルタにとっての真の王になるところを見届けたいものだ。

 

ベガルタ天皇杯準V>再び頂点へ ベンチで見届けた梁勇基、サッカーへの情熱燃やし続ける

https://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181211_14015.html